第2回琵琶湖周航。今日の天気予報では、彦根は昼過ぎから風速6mだったそうだが、朝はほとんど風もなく、前回同様9時出港した。午前中に頑張れば、2本目の長浜ー新旭ライン、3本目の高島ー彦根ラインまでは採集できるというのが大方の見込み。
今日はほとんど波もなく、アンカーを下ろす必要もなく、予定は順調にこなされていった。コハクチョウはさすがに見つけられなかったが、マガモらしい一群れが浮いていたり、名残のツバメが飛んでいたり、のどかな沖合の風景であった。沖の白石では、県職員の方だろうか、5人ばかり上陸してはしごをかけ、頂上の風速計?の点検とおぼしい作業中であった。見た所、10メートル以上も水面からそびえ立った岩の頂上は、2,3人乗るのがやっとの広さである。高所恐怖症の人には出来ない作業だろう。ご苦労様である。
12時半に3本目のラインを終えて昼食、この時は全くの無風で、湖は巨大な水たまりの如くべた凪であった。時々、わずかな波が船腹でちゃぽんと音を立てるだけ。これは午後も大丈夫、今日中にあと2本のラインも全部終われるかな、という楽勝ムードが漂い始めた。
1時に4本目のラインの出発点である能登川沖へ向けて出発。ところが、わずか15分ほどの移動のうちに、みるみる湖の様子が変わり始め、白波が立ち始めた。結局、能登川沖へ着いた所でUターンとなる。多景島沖でもう1回だけ採集して、そのまま帰港。結局、天気予報の通りに風が吹き、朝に予測していた通りの予定を終わらせることになった。次の出航予定は木曜日。