京都のおばあさん伝第二弾。
おばあさんは若い頃大学病院で看護師をしていたので,その関係の知り合いが多かった。ある時,その大学の某教授の奥さんが来られたそうである。その教授は,医者の不養生というのか病弱な方で,奥さんは「主人がいつ倒れるかと思うと,不安で不安でならない」と訴えに来られたのであった。
で,そのときのおばあさんのありがたい一言がこれ。
「あなたね,人間,死ぬときゃ死にますよ」

奥さんは「わかりました」と帰っていったそうだが,豁然と悟った…のかどうかは不明。