4年ぶり

学生と守山市へ。滋賀へ来て最初にやらねばならない野外調査は,4年前にやった外来種の貝コモチカワツボの分布がその後どうなっているかの確認である。
守山市は市を挙げてゲンジボタルの増殖*1に取り組んでおり,ホタルとカワニナは条例で保護されているので,勝手に水路に入り込んでガサガサやるわけにはいかない。今日は,ホタル養殖の現場におられる地元の方にご挨拶し,4年前に調査した水路を再度見て回る。密度などに大きな変化はなく,しっかり定着してしまっているようである。この分だと分布は拡大しているかも。今のところ在来種には大きな影響は出ていないが,何しろ驚異的に繁殖力の強い貝なので,今後もしっかり調査を続ける必要はあるだろう。
このあたりは外来種天国である。ホテイアオイウォーターレタス,バスギルザリガニ,ヌノメカワニナティラピア,etc, etc..... 在来種の方が少ないぐらい。

*1:ただし,守山のホタルは一度環境悪化のため絶滅しているので,今見られるのはあとから人為移入したものである