Mさんの卒論で、久しぶりにコモチカワツボ侵入域の「その後」調査をやることにしました。今日はM市、滋賀で最初にカワツボが見つかった場所で、私の一番古いカワツボ調査地でもありますが、ちゃんと調査するのは13年ぶりになります。M市はホタルを保護する条例があるため、水路での生物採集には市の許可が必要ですが、ほたる資料館のFさんに同行していただいて調査OKということになりました。感謝です。


13年前に、当時の卒論生N君がカワツボの生息を確認した水路。さて、今はどうなっているでしょう。

…バッチリ生息していました。これぞコモチカワツボという密度です。Mさんにとっては初めて見る光景で、絶句状態でした。

上の写真の一部を拡大したところ。砂粒のように見える転々がすべて貝です。

湧水をポンプアップしている公園。ここの水路にも…

やや小ぶりですが、ちゃんと生息しています。結局、13年前に生息を確認した水域は全部、量の多少はあれ、今でもカワツボが生息していました。おそらく湧水が豊富で、安定して供給されていることがその理由でしょう。

水質を測定するMさん。