GW近づく。よしこの間に学生との共著論文を1つ仕上げて、次はサンプリングをしてから久々の対面学会の準備!と思ってみたが、なんだかんだで次々に雑用が来て、気がつけば半日以上過ぎている。何がそんなに降って湧くのか。
今年もまた
さて今年も博物館学の授業で「アングラ収蔵庫トーク」の視聴を課題とした。一番人気はどの動画かな?
泥だらけの初FW
今年も環境FW1の授業が始まりました。いつものY倉川です。
ところで今年は上流部の護岸工事が進行中であり、その影響で河床に泥が大量に溜まっています。新品の雨合羽と股長とヘルメットを全部泥はねだらけになりました。水の濁りも酷く、実習をやるのにはあまり良いコンディションではありません。その上、投網を打ってみると魚は取れますが、どれも成長が悪く、痩せています。餌が十分に取れていないようです。早く工事が終わり、一度たっぷり雨が降って泥を洗い流してほしいものです。
岸に厚く積もった泥の上にはいろいろな動物の足跡が見られました。真ん中のはイノシシ、左に小さく見える4本指はタヌキあたりでしょうか。
こんな、ありがたくない足跡もありました。おそらくアライグマのものです。
ばいおせーふてぃ
今年の実験計画書を大学に提出しようとして、規則に詳しい教員に下書きの確認をしてもらったら、思わぬところでひっかかった。今度、分類学的研究をしようとしている寄生虫は温血動物(ヒト含む)に広く感染する種類なので、それを実験室で生体維持して実験をあれこれやろうと思ったらBSL2レベルの実験室(滅菌器を備えたり、実験台の消毒が必要)が必要になる。ここまではわかっていたが、なんとウチの大学ではそもそもBSL2の実験を認めていないということがわかって頭を抱えた。ヒトに感染できると言っても所詮は寄生虫なので病原体は大きく、手や実験器具を水洗いするだけで簡単に洗い流せるし、万が一感染したところで普通の人ならほぼ無症状の種類である。なにしろ、医学部の実習で使う虫卵を得るために自ら感染して自分のウ○○の中から卵を回収する先生までいるほどの安全度なのだ。しかもごくありふれた寄生虫で、その辺のフナ、アユ、ウグイ、カワムツ、タナゴ等に普通についている(従ってこれらの魚を釣っている人は、潜在的に感染の機会にさらされている)。とりあえず事務局と相談してみることになったが、さてどうなることか。