二度手間

和文論文の英文要旨の校閲が帰ってきて修正中。今回の論文を和文にしたのは,純粋な自然科学ではなく日本独自の環境教育プログラムに関することだったので非常に英文にしづらいのと、教育現場の先生方にも読んでほしいという理由があってのことである。ところが校閲者は日本の教育の実情を知らないので、要旨だけでは意味のわからないところが多々あったらしく(当然だ)、そういう文を自分流に直してしまっている。その結果,明らかに私の意図したことと違う内容の文になってしまっているところが数箇所あって、仕方ないので「ここはこういうことを言っているんですよ」と、本文に書いている日本の事情を英語で長々と説明しなければならなくなった。和文論文なのに、結局本文まるまる英訳という訳だ。