1回生のディベート大会2回目、お題は「日本は里山の木材の燃料利用を促進すべきである」。論点が生物多様性保全、CO2削減,森林管理、エネルギー問題と多岐に渡る可能性があり、議論が発散して収拾がつかなくなるのではないかと予想していた。ところが、なかなかどうしてきっちりとした反駁合戦になっていて、とても聞き応えのある試合だったので感心した。今日は、実際に薪ストーブを使った暮らしをしている地域共生センターのU飼先生や、大学赴任以前に県で間伐材の使用普及を進めていたという副学長のS先生も来られて,熱心に観戦されていた(勝敗自体は論題否定側の班の勝ちという結果だったが、お二人とも内心は論題肯定側を応援していたらしい)。最近は薪ストーブも普及してきて,薪が入手しづらくなっているという話もちらほら聞くが、N先生の「石油を買えばお金は産油国や石油会社に行くけれど、国産の薪なら地元に行く」という話になるほどと思う。さて、再来週の最終試合をするグループは,今日の試合でだいぶ試合レベルのハードルが上がってしまったような気がするが,ぜひ今日以上の熱戦を繰り広げて欲しい。なお、最終回のお題は環境系ディベート論題の定番,原発の是非である。