神戸カメの旅

淡水カメ情報交換会初日。もちろん私は外野だが、アカミミガメの輸入規制が取りざたされる今日この頃、授業ネタになることもあろうかと参加した。発表者の中ではY川さんと学生時代に面識がある程度で、現役のカメ研究者にほとんど知り合いはいない。しかし、会場の最寄り駅に着くとトカゲのH谷川さんに出くわした。何でも別のところへ行く予定だったのが、大雪による高速渋滞のためバスが動かなくなり、仕方なく途中下車してこちらの情報交換会に参加することにしたのだと言う。会場に着くとそこにはTOMさんの姿。何だカメ以外の爬虫類屋さんも大勢来ているじゃないの。さらに休み時間には、カメで修論を書いた後輩のMidoriさんも出現。何だか古なじみが何人もいる。あとは爬虫類の寄生虫についてポスター発表してるA川さんと直接話が出来ればOK。
今日の目玉は、U. S. Geological SurveyのJ. Lovichさんによる原産地のアカミミガメの生態に関する講演。アカミミガメ属はウミガメ以外では最も広範囲に生息するカメで、砂漠の水たまり(スライドを見る限り一時的水域のようだった。水が干上がったらどうするのだろう?)にもいるが、日本のような流水環境は生息環境として非典型的であること、アメリカのカメ養殖業者はかなり政治的力があって、現在サルモネラ菌絡みで禁止されている米国内での子ガメ販売を再開させようという動きがあること等々、興味深い話をあれこれメモする。