FWの第一回目で、来週の調査計画を立てる。FWでは4学科混成で班を作るのだが、昨日から授業が始まったばかりの一回生は、当然、ほとんど全員が初対面である。そのメンバーで何をやりたいか決めて、どういう物を準備するか相談するわけだ。実は私個人はこういうことは苦手である(何せ、人の名前と顔が覚えられないタチなのだ)。とかく仲良しだけでつるみがちな大学生に、初対面の仲間でグループワークをさせるというのは、実はけっこうコミュニケーション力の向上に役に立っているのではないかと思う。前にも書いたように、県大生は就活の際に「面接の成績が良い」と言われている。面接官の前でも臆さず堂々と喋る学生が多いことが理由の一つだそうだが、そのことはとりもなおさず、社会に出ても、いろいろな人と協同して仕事ができる能力の現れなのだろう。この評価に、学科混合グループワークとプレゼンを主体としたFWの授業内容はかなり貢献しているように思う。今日のクラスを見ていると、どの班も自然にリーダーシップをとる学生が出てきて、それなりに計画をまとめており、中には早速メールアドレスの交換をしていたグループもあって、班内コミュニケーションは順調だった。あと3クールもこんな風であればいい。