学内ムシ取り

深夜までの作業から一夜明けて,今日は1・3限と立ち講義。さすがに疲れてきたが,締切に追われる精神的疲労より,肉体疲労の方がずっとマシだ。
授業終了後,今度の週末の「青少年のための科学の祭典」で展示するためのカワニナ寄生虫付き)を採るためI上川へ。I上川はサギが多いので,わらわら虫ことエキノカスムスの感染率が高く,それを当てにしていたのだが,現場で探してみると貝が1個体も見当たらない。さては昨年と今年の増水で大幅減少してしまったか。仕方がないので大学へ戻り,実験圃場のチリメンカワニナを採ってきて30個ほど割ってみた。圃場の水路は,当然のことながらI上川に比べると生物が少なく,従って寄生虫感染率はあまり期待していなかったのだが,幸い,ノトコチルスやフィロフタルムスなど鳥寄生のムシが出てきた。これなら100個ぐらい飼っておけばムシ付きが4,5個体は確保できそう。子供に見せるには十分だろう。