定例の秋期カワヒバリ調査でU治およびS田へ。

U治でこのような写真は今までに何回も撮影し,このブログにも載せてきたが,今日のこの写真は実は過去に例のない写真で、「U治もとうとうここまで来たか」とため息の出るようなものなのだが、おわかりだろうか.
実は,過去に載せた写真はすべて、岩をひっくり返して下面を撮影したものだが,これは岩の上面で、下面には当然これ以上の個体数が付着している。つまり、とうとう岩の表面にまでシェルベッドの形成が始まったのである。今、殻長が1.5センチ程度以上のものは去年生まれなので、おそらく猛暑で大繁殖したものなのだろうが,やがてはU治川の光景もどこぞの港の岸壁のようにイガイの二枚貝床で埋め尽くされることになるのだろうか.
午後はS田川で採集.こちらはカワヒバリの密度は非常に低いものの、代わりにオオシマトビケラ(多分)が気持ち悪くなるほど付着している(岩の裏面にべったり巣が並んでいる状態)。ここまで多いのは数年来初めてで,来年これが全部羽化するのかと思うとけっこうゾッとする.どうも、今年はあれこれ大発生しているものがあるようで気持ち悪い。