休日?

という訳で、急遽出ることになった環動昆の公開シンポジウム。「人の暮らしと生物多様性」というお題。私の持ちネタには直接人の暮らしに関わるものは比較的少ないし、寄生虫なんてだいたい真っ先に「いないほうがいい」と言われてしまう生き物なのだが、代打ということで勘弁してもらう。
シンポ前の演者の打ち合わせで、B博のM野さんたちと、先日のCOP10と一般社会との関連の話になった。生物に特に関心のない人に多様性の価値を伝える困難さは学芸員の方が日々直面している問題だろうが、すべての人に生物多様性の価値を理解してもらうということはどだい無理で、多様性の価値を知っている人の意見を尊重するのがせいぜいではないか、という話になった。ということは、生物多様性保全とは人の文化や価値観の多様性の保全とほぼ同義と考えることもできる。なるほど。
夜はまたしこしこと授業スライド作り。学生時代にもよく理解していなかった明反応の光化学系について勉強。