今日,何となくこれを思い返す機会があったので書いてみる.このブログは大学院生やポスドクの方もかなり見ていると思うし,その中には助教(あるいは助手)ポストにアプライ中の人もいるだろうから.なお,この心得は講師や准教授でも必要な場合もある.
教授の尻拭いは絶対にするな
あなたの上司である教授がすばらしい教育者であればよいが(勿論,確率的にはよい教育者であることが多い),どこの大学であれ,そうではない人物がある程度の比率で含まれていることは,まあ仕方がない.不幸にしてそういう巡り合わせになってしまった場合,卒論や修論発表を前にして右往左往する学生を見て気の毒になり,ついつい手を貸してしまうというのもよくあることかもしれないが,これは絶対にやってはいけない.そういうことをすれば,教授はあなたに感謝するどころか,ますます指導をサボるようになるだけである.たとえ哀れな学生が発表会で大恥をかく結果になろうとも,心を鬼にして突き放さなければならない.
ああ,毒いっぱい.