歌は世につれ

アドヴェント,ということで,私にとっては「お歌強化月間」である。
12月になると街によく流れる讃美歌というものは,オリジナルの曲が多いものの,やはりそれぞれの国や時代でよく耳になじんだ曲を使うことも多いので,歌集の中には「カントリーウェスタンの讃美歌」とか「沖縄民謡の讃美歌」とか「雅楽の讃美歌*1」なんかも存在するのである。ところで,今日歌ったある讃美歌は日本人の作曲によるわりと新しい曲だったのだが,讃美歌にしては少々変わったリズム*2で歌いにくいと思っていたら,歌のあとで牧師がぽつりと,
「いや,僕も演歌とか結構好きなんですけど,これ,そんな感じですね…」
…なるほど。確かにメロディーはヨナ抜きだし,この3連符は普通マイクを握り締めて唸るところだよなあ…
演歌調讃美歌をオルガン伴奏で直立不動の姿勢で歌うのは結構難しかった。

*1:明治以降、雅楽が耳なじみの時代があったわけではなかろうが

*2:2/2拍子なのに3連符が何ヶ所か出てくる