セントローレンス川の貝

さて,国際学会の楽しみの一つは何といってもご当地の生物を見てくること。そこで,聞きたい講演の少ない日を狙って,セントローレンス川に浮かぶSaint Helene島(サンテレーヌと発音するのかな?)の公園へ行ってみた。


流域にいくつもの大都市を抱えるセントローレンス川はさぞ汚れているのかと思いきや,ごらんのとおり,瀬田川よりずっときれいだ。透明度は優に2mを超え,日本の水準では十分に「清流」と呼べる。

アメリカワニナ?かと思ったが,調べてみるとタニシの仲間らしい。おそらくCampeloma decisum。

浅瀬にはイシガイ科がごろごろしている(白く見えるのがそれ)。水生昆虫の姿は少ない。

イシガイ科はカナダには55種類,北米全体では約300種が分布する。これは何だろうな…。

外来種として有名なゼブラガイ。これはイガイの仲間ではなく,マルスダレガイ科。ちなみに,五大湖にはコモチカワツボも侵入しているが,沿岸域にはあまりいないらしい。


おまけ,Saint Helene島のアイドル,ウッドチャック。