科博と大分のH先生から,それぞれハンザキ虫が送られてきた.私も初めて見るのでわくわく.
メタセルカリアが異様にでかく,成虫とほとんど遜色のない大きさで,しかも(あろうことか)貯精嚢が精子で膨れている.普通,吸虫のメタセルカリアは,変態はするがサイズ的にはあまり大きくならない,生殖器官も原器の状態で留まっていて,終宿主へ移行してから急速に発育するのが通常だ.ところがハンザキ虫はメタセルカリア期にずいぶん大きくなり,しかも雄性生殖器官は成熟に達してしまうように見える,えらい早熟な虫である.メタセルカリア期には交尾も産卵もできないはずなのに(体表や筋肉中に1匹ずつ埋没しているのだから),なんでこんなにオマセなのだろう.
昨日愚痴を書いたら,今日やっと保険証が出来てきた.明日は病院で咳止めをもらってこよう.