ゼミ

卒論予行練習1回目×10人。
水田におけるサカナの生産性を計算したE君W君の結果は、無農薬栽培の田んぼで生産性をどこまで上げられるかというケーススタディとしてなかなか面白い。田んぼというのは環境のバリアンスが意外に大きいので一般化が難しく、普通は操作実験もできないので、田んぼの生物研究はなかなか「科学的」にならないと言われる。しかし、こういう成果を見せられると「ようし、ウチの田んぼでもでっかい稚魚を育ててやる!」と発奮する人がきっと現れるだろうし、「無農薬水田だから稚魚はこんなにすくすく育ちます」というのは宣伝文句としてもすばらしい。どこまで一般化できるかはこれからの課題として、とりあえず環境こだわり農業を盛り上げるのにはとっても役に立ちそうだ。
…それにしても、この学部の学生は、環境FWとかで一年生の時からプレゼンテーションの練習を積んできているはずなのになあ…