カワヒバリガイを飼うために出していた特定第来生物飼養許可申請に関して,4ヶ月振りにやっと返事が来た。封書を開けて見ると,書類の追加・修正の要求である。
『「運搬時はビニール袋等に梱包」とあるが,その図と写真が必要。ビニール袋は二重にすること」
『飼育する水槽の写真が必要。できれば数枚』
『建物のフロア図と,建物の回りの様子がわかる地図が必要』
言うまでもないがカワヒバリガイは自分で水槽から脱走したりしないので,特に水槽の管理を厳重にする必要はない。あえて言うと,飼育に使った水をそのまま下水に流すことは避ける必要がある。水中には生きた幼生や寄生虫が出ている可能性があるので,水は捨てる前に必ず加熱するか,地面に完全に吸わせるなどの処置が必要になる。そのことを十分に説明した申請書を書いたつもりだったのだが,お役目忠実と言うか何と言うか,運搬用二重ビニール袋の図を描いたってカワヒバリの拡散防止に何の役にも立つまいにと思う(id:m-urabe:20060504参照)。輸入水産物に対して早く現実的な法整備をしましょう,I崎さん。