昨日は講義二コマで,情けないことに声が潰れた。のべ3時間しゃべり続けたのだから当然の気もするが,毎日毎コマ授業をする小中学校の先生って本当にすごいと思う。
今日,昼にKさんと廊下で顔を合わせ,午後にイカの解剖をするので寄生虫を見てくれないかということだったので,ゼミの後でお邪魔した。学生が外套膜を切り開いたところを見てみると,やっぱりニベリン条虫とアニサキスの三期幼虫が出てきた。イカは解凍物だったのでムシは残念ながら全部死んでいたが,なんとか圧平してtentacleを見てもらうことができた。福岡でやってたみたいにナマ虫の方が(動くし)インパクトがあって教育用には絶対いいのだけれど,さすがに彦根ではそんなに新鮮なイカは手に入らないのだろう。
Kさんの解説を聞いていたら,イカの交尾行動と精夾についてかなり丁寧に説明していて,やっぱり行動学出身のヒトだなあとつくづく感じた。私だともうちょっと比較形態学に話が寄っちゃうのよね。歯舌出してサザエのそれと並べて見せたり。