子ガモの大旅行?

さて、先日Andreev夫妻を紹介してくださったS川夫妻が来室した。ウチの学生たちには「Sパパ」と呼ばれているらしい。つまり、息子さんがこの大学の学生で、今日はそのサークルの演劇の舞台を見に来た、と言う訳。ちなみに、息子さんは文系なのだけれど、その卒論の体裁もみてやったりしているらしい。いいお父さんだ。
先日カモの研究発表をしたY村君と2回生のY内君もやって来て、しばらくロシアの研究者の話題とか鳥の話題に花が咲く。一昨日、Y村君の研究発表で初めて知ったのだが、彦根沖の多景島がカルガモの一大繁殖地(?)だそうな。ところで、早成性であるカルガモは「カルガモ親子の引っ越し」で知られるように、ヒナが生まれるとすぐに巣を離れて採餌場へ移動する必要があるのだが、多景島は崖に囲まれ、周囲の水深は30m以上もあり、カモが採餌できるような場所は全くない。一番近い琵琶湖の岸までは5kmあるのだが、カルガモの子はこの距離を泳ぎ渡るのだろうか?実際、多景島の子ガモがちゃんと成長する確率は非常に低いらしい。なんでそんな所に営巣するのだろう。