懲りずに昨日の続き

トラックバックをしてくださっているid:chloriteさんのサイトで、コメント欄に目が留まった。

「将来は○○も子供ができるわけだし」などと時々言われますが、虫が湧くみたいな言い方だなと思うときがあります(以下略・途中一部変更)

この上司か教員は、本人は思いやりのつもりで発言しているのかもしれない。しかし、言外に「子供が出来ると大変だよ。研究続けられるの?」という意図がはっきり見える。無論男性にだって子供は出来るが、上司や教員からこのような発言を受けるとは考えられない。
今回の研究補助の公募で、よいプランが出てくることを期待するが、根本的に「労働時間が短くなったりして効率悪いけど、子供が出来るのはしかたないから支援してあげる」という考え(すみません、ボキャ貧なもので、とても雑で失礼な言い方になっています。ご容赦を)を潰さねばならないだろう。「人生の一時期、みんなちょっとスローになる時がある」と、本人だけでなく周囲(社会)全体が考えなくてはならない。ところが、ちょうど繁殖齢にある年代の人に、こんな「余裕ある人生」を送らせてくれないのが今の大学や研究機関の現状だ。
(以下は与太です)定職採用枠の中に、出産・育児をしている、あるいはする予定のある若い女性研究者を優先的に採用する特別枠を作り(あまり小さい枠ではだめだ)、馬車馬のような任期付きポスト生活から開放して、十分に産休・育休の恩恵に与らせるというのはどうだろう。定職を得るには子供を抱えた方が有利、という条件をつくっておくのだ。出生率も上がって一石二鳥かもしれないぞ。