初雪

今朝は自転車通勤できないことを予測して、少し早めに起きた。ところが意外にも外には日差しがあり、いつもどおりに出勤できた。
朝、メールをチェックしていると、出入りの理化学機器業者から「ただいま(試薬)半額キャンペーン中です」のメールがあった。試薬の特売って初めて見た。そのうち「毎月一の日はバイオ関係試薬半額の日」とかならないかしら(主婦感覚全開)。もちろん、注文しましたとも。
昼に初雪ちらほら、ついに降り始めた。降雪量はあまりないが、風がとても強くて寒い。環濠の水車が豪快な水しぶきをあげて無駄に高速回転している*1
昼過ぎに来客(近ごろ本当に来客が多い)、意外や大学の後輩で、今は出版社に勤めるG渕君であった。教科書販売の営業活動で関西の大学を回っているそうな。私も授業に教科書をほとんど使うことのない人間であるが、大学の授業で使う生態学陸水学の教科書について、私の考える範囲でしばし話をする。こと陸水学に関して言えば、最近、日本の研究者が書いた総合的な教科書というのはない(訳書は別)。私もいまだに水野信彦や津田松苗の本を参照することがあるぐらいだし。うーん、だれかやってくれないかなあ(無責任発言)。
お茶のついでにG渕君と昨日のふなずしパイの試食をする。さっぱりした塩味のパイで、後味にそこはかとなく例のニオイが残る。ビールのおつまみに向きそうな感じである。
それにしても、G渕君は、院生の頃は結構我が道を行くタイプだったような気がするが、すっかり社会人らしくなったことである。このぐらいの年の人間は成長できるんだなあと妙に感心する。やはり、人間は社会に出る期を逸してはならないのだ。

それにしても、この2,3日、寒いだけでなく、日照時間が足りなくて暗い。こんな日が春まで続くのなら、かえるさんのように冬籠りがしたくなる。

*1:構内に風力発電用風車が一基あり、その電力が水車を駆動している。よって、風の強い日は風車も水車も大回転。しかし、風車の回転運動を電力に変えて、それをまた水車の回転運動に変えるというのは何の意味ありやなどと問うてはいけない。