彦根土産にカロムはいかが

朝,伊吹山が真っ白に雪化粧していた。これから春まで,根雪になるのかしら。
午前中,今月から隣の学科に着任されたS先生が来室された。水産学がご専門だが,海外での研究生活が長く,日本の研究者との交流がほとんどないということで,情報を仕入れに来られたようである。私の知っている範囲で,滋賀県内で魚類の研究をしている人を少し紹介する。S先生は魚の栄養生理学が特に専門だそうだが,この学部では動物生理学に通暁している教員は初めてだろう。また,魚を独自の視点で研究されるかもしれない。
昼食の時に,「カロム」なるものの話題が出た。何それ?と聞き返したら,なぜか彦根でだけ普及している,ビリヤードとおはじきの合の子のような一種のボードゲームだそうな。しかも,日本選手権や世界大会まで存在するらしい(どっちも彦根で開催されるというのがミソであるが)。彦根のお年寄りは子供のころからこのゲームをしているので,中には非常に高等なテクニックを使われる名人も少なくないそうである(ワンショットで2つの玉をコーナーに入れるぐらいは普通だとか)。で,そのようなお年寄りが小学校へ出向いて直々に指導するので,彦根の小学生はみんなカロムが上手だそうだ。うーん,実家の姪っ子どもがもう少し小さかったなら,お正月の帰省土産にもってこいだったかもしれない。
なお,Bさんによると,南極越冬隊の調査船「しらせ」に,なぜかカロムが備え付けられていているので,越冬隊員はみんなプレイできるという話。
日本カロム協会。日本選手権大会の案内も(笑)。
http://www.biwako.ne.jp/~carom/

カロムをプレイしてみたい人は,下のサイトの「あそぶ」で遊べます。
http://kids.city.hikone.shiga.jp/index.html