思いつきで

環濠を見に行く。水は図書館の正面のところから流れ出ていて,石垣の表面をすべって環濠に流れ込む。これでは,少なくとも大学の敷地内では,環濠に水が入る前に浄化する余地は無さそうだ。
流入場所のまわりの環濠には,薄汚い藻類の塊が底からぶわぶわと立ち上がり,見た目も良くない。大学の「顔」というべきエントランスがこれでは,やはりイメージが悪い。何とかせねばなるまい。
正面は環濠の幅あって水面が広く,両側も例の石積みなので,非常にのっぺりとした単調な外観だ。ふと思いついたのだが,環濠の真ん中に島を作って抽水植物を植栽してみたらどうか。お,これなかなかイケルかもしれないぞ。栄養塩の吸収にもなるし,正面玄関の傍らに緑のアシがそよぐ光景など,この大学の顔に相応しいではないか。
さあて,あとは誰を焚き付けるか,だな。