五里霧中

昨年、せっかく海外との共同研究費が取れたというのにコロナで渡航不能となってしまった。今年はなんとしても調査を実施したいところだが先行きは不透明。実はロシアは日本からの渡航を禁止しておらず、直前にコロナの陰性証明さえ取れれば渡航可能なのだが、もちろんあっちは人口あたり感染者数が日本のざっと10倍はある上(しかも情報の信頼性はかなり薄い)、医療事情も格段に悪いので、ワクチンも打たずにのこのこ出かけるのは自殺行為である。まあ夏までにこちらもワクチン接種ができ、ロシアもワクチン接種人口が増えて一日あたり感染者が今の1/10ぐらいまで減ればなあ、と思っていたが、この期に及んで日本が変異ウイルス対策を強化したため、先行き不透明になってきた。今のところロシアから変異ウィルスの報告はないようだが、もう時間の問題。そして、変異ウィルス流行国ということになれば、渡航は可能だが帰国後に2週間の隔離が課されることになる。そうなるとなかなか渡航する人も増えず、飛行機も飛ばないことになりそうで、どうなることか。

卒論発表会

卒論発表会でした(4年生と教員のみで対面実施)。コロナ禍で昨年春は大学への登校自体が出来ない状態で,下宿に飼育ケースを並べて昆虫を育てた人、自宅で植物を栽培してデータを集めた人、過去の卒業生のデータと比較して考察をした人、皆いろいろ苦労して工夫した卒業研究でした。打ち上げの飲み会はできませんが、例年以上にお疲れさま、と言いたいです。

今日の発表の中でとりわけ面白かったのは理論生態学の研究室の学生の発表でした。「協力の進化」に個体の移動を加えたらどうなるか、というもので、グループ内の「協力者」の比率が一定以下になると「協力者」はそのグループを去って他に移動するが,「離反者(協力をしない個体)」は基本的にいつも「協力者」より適応度が高いのでよほどのことがなければ移動しない…という仮定。何だか,どういう人がいつブラック企業を見限って転職するか、というリアルな話に直結しそうでした(なお、卒論の結果では、どのような情報を利用して所属グループを”見限る”のかによって、「協力者」ばかりの平和な企業(?)が安定解になったり、「協力者」と「離反者」が混ざりあう企業が安定解になったりするようでした)。

期末シーズン

今日はねじり鉢巻きで30本超のレポート(分量は少ないけれど)を読んで、コメントを入れて返送。その後、100本超の試験採点にかかる。幸い、オンライン上でのトラブルはなく、全員時間内に提出してくれた。よしよし。採点は明日までかかりそう。

休日も仕事

休日ですが、平日に都合により登校できない学生の卒論発表予行をやり、その後は人権問題研修のビデオ作り。パワポを使ってビデオを作るのに悪戦苦闘(Macにプレインストールされてるソフトじゃmp4が再生できないため)。噛み噛みしながら、20分程度のスライド2本に音声を吹き込んでmp4に変換。さて次はこれをStreamsにアップだ。どうやるのかな。

一山越えて

修論発表会でした。今年の発表者は3人と少なかったので、今日ぐらいはと対面発表。参加者は修士学生と教員のみで、定員120人の教室に25人程度、窓全開で実施。M2の大切な時期にコロナで思うように調査ができなかった学生たちなので、いろいろ不完全燃焼に思っていることはあるでしょうが、その中でよくまとめ上げてくれたと思います。お疲れさまでした。

試験期間中

テストの採点&週末のテストの問題作成。オンラインだと持ち込み可になるので例年と問題の傾向を変えざるを得ず、結構大変。追試や途中で誤送信してしまった学生のための別問題も作っておく。