今日のFW

環境FW1・第2クールの野外活動日。心配していた雨も朝には上がり、水位は高めながら作業には支障のない程度。快適な1日でした。

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まずは河原で土嚢作りから。

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激流中での土嚢積みもなんのその。(ここは底面がコンクリ張りで深みはなく、多少流れが早くても足元の危険はありません)。

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自分たちの見試しを前に班員で議論。何度も土嚢を並べ替えてトライアルをします。

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川底掘りの効果を見る班。今日は雨の後で堆積物が洗われてしまっており、ちょっと効果が見づらかったかも。

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土嚢でつくった水制の上手から木片を流し、水流の様子を動画撮影する班。

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今日は水量が多かったため、土嚢を高く積む必要があり、頑張った班が多かったようです。

 

 







 

第1回練習ディベート

今日は1回生ディベートの第1回目。第1回目の試合は1回生に試合の流れやルールを理解してもらうための練習なので非公開だが、今年はお題が「大戸川ダムの是非」だということを聞いて押しかけ聴講してきた。1回目の練習ディベートにしてはえらく骨のある論題で、事前の噂では学生達の取組みにもとても熱が入っているということだったのでとても期待して行った。言うまでもなくダムの環境問題は論点がとても多いため,どちらの班も立論を決められた時間内に収めることに苦労したようだが、なかなかの出来。特に初めてのディベートでは議論がまったくかみ合わないことがよくあるが、今回は論をつなげようとかなり努力の跡がみられ、初回にしては上出来だろう。自分が傍聴して気が付いたことは、治水専用ダムによく見られる穴あきダム(スリット型ではないもの)を水生生物が遡上できるかどうかの研究例、およびダムの堤体自身(滞水面ではなく)が水生昆虫など空中を移動する動物の移動を妨げるかどうかの研究例が記憶にないことである。後者は論文がありそうな気がするが、前者に関しては応用生態工学会等でも話を聞いた記憶がない。そもそも穴あきダムは生物の通行のために設計されたものではないので,そのようなことは端から検討されていないのかもしれないが。

土日にかなり頑張ったおかげで,今日の仕事ノルマは定時に達成できた。明日はまた体力勝負の実習が待っているので,今日はもう上がりにして休憩。

 

連休は遠い過去

この2日間、相次いで届いた検体をさばき、ロシアから依頼された3種の標本のうち2種ゲット。その他に学科長業務やら何やらやっていたらさすがに疲れたようで、今日中に書かなければならない書類作成が全く進まない。気分転換に何回も朝顔(今年も育て始めた)の芽の出具合を見に行ったりもしたが、どうにも気が乗らず、少し早めの帰宅。明日やるしかない。

フル回転

解剖を必要とする研究材料がどどーんと届き、投稿論文もどどーんと返却され(なんとかmajor revisionにこぎ着けた)、ゼミ発表もどどーんと来週に迫る。まあ、いろいろな用件が集中するときというのはあるものだが、いきなり大車輪で交感神経フル稼働状態。

川の改良計画

環境FW1、第2クールの2週目。この実習で初めて、下見での情報に基づいてがっちりと自然再生のプランを立てる日です。さて、入学して1ヶ月ちょっとの1回生がどこまでやってくれるか楽しみ。

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現地の地図を囲み、問題点を出し合って、どの場所の改良に取り組むかを考えます、それにしても、学生は自然な授業風景を撮らせてくれません。

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やはりずいぶん具体的なプランが出てきました。さて、来週のフィールドワークではどこまで思っていた通りの効果が得られるか、楽しみです。

有明海の恵み(?)

卒論生のW君に手伝ってもらって九州から送られてきたナマズを剖検。ロシアの研究者から入手を頼まれたムシなのだが、琵琶湖の周辺には絶対にいない(中間宿主が汽水生)種類なので他地域を当たらなくてはならなかったのだ。ムシが採れそうな地域は限られているので,最有力産地である九州北部で寄生虫学会員のIさんにナマズの捕獲を頼み,送ってもらった。検査すること4匹目にしてようやく少数のムシが感染しているのを発見し、思わずガッツポーズ。狙いが見事当たったわけで、Iさんと偉大なる有明海の汽水域に大感謝。これで1つ頼まれ事が片づいた。次はドンコの寄生虫だな。