挟みムシ

今日は大学に新しく入ったSEM用の蛍光X線装置の説明会があったので出席。すぐに使う予定はないけれど、コレを使えば寄生虫のどこの組織にどんな種類の重金属が蓄積しているか、サッとわかりそう。いずれやってみたい。

久しぶりにSEMの映像なんかをみて、そういえばフタゴムシの把握器(重要な分類形質)をSEMで見たらどう見えるのだろう、と思い、早速論文を探してみた。把握器は体後部の身に半分埋もれているのでSEMでは全体像を把握できず、分類学の論文には使えそうにないが、フタゴムシが把握器で宿主である魚のエラをつかむしくみはとてもよくわかる。英語でclampという通り、これは相手を挟んで締め付ける、ダブルクリップのような構造なのである。フタゴムシはこれを4対持っている。

jeb.biologists.org

大車輪

1月も終わりに近づき,さすがに尻に火がついた学生達が入れ替わり立ち替わりやってくる。

「この寄生虫、どうやって同定したら…」

「検索表(英語)見て!」「…」

「考察に困っているんですけど…」

「関連論文(英語)読んで!」「…」

だから、4月にあれほど論文書きをナメるなと言ったのに(そしてこっちも締切りをかかえている)。

いくつになっても宿題はある

昨日は雪模様のせいかダレてしまって何も出来なかったので,今日はオツトメの後、大学へ出て宿題をこなす。何とか最後までやって提出したが,まだケアレスミスがあるかもしれないなあ。

求人情報

JECONETで情報が流れてきましたが,岐阜の環境教育施設「自然発見館」を運営する(株)生態計画研究所で職員の募集をしています。とりあえず契約職員ですが,正職員への登用もあるようです。自然発見館と同じ敷地内には自然共生研究センター、岐阜県河川研究所、アクア・トト・ぎふがあり、これらの施設とタイアップもできると思いますので,研究環境としては悪くないと思います。環境教育に興味のある4回生・院生諸君は一考してみてはどうでしょうか。

www.eco-plan.jp