昨日のFW・第3クール初日の写真です。

前クールの学生が作った「草付きバーブ工」。前日にまとまった雨が降って水位が上がり、植えた草は飛んでしまっていましたが、石積みは良い感じに残っていました。下側には砂・砂利の堆積層ができつつあります。流れの早くなった開口部あたりの石には、きっとヨシノボリが喜んで営巣するのではないでしょうか。

昨年新しく作られたふとん籠護岸。なぜこのような材質の護岸にしたのか、学生から質問を受けましたが、正直言って私にもよくわかりません。コンクリートは使っていませんが、ふとん籠護岸はその後草木が生えることもまずありませんし、露出した金網の上は滑ったり足を引っ掛ける危険性が高くて歩きにくく、親水的でもありません。「金網を使わずに石を積むことはできないのか?」という質問を受けましたが、お城の石垣のようにきちんと積めば洪水でも飛ばない石積み護岸は作れるのかもしれません(費用と工期はどのくらいか知りませんが)。しかし、特に配慮の必要な景観保存地域などでは、穴太積みの護岸などを試してもよいように思います。