攻防戦

先月、ベランダに植えていた寄植えの花や野菜の苗がひどく食い荒らされるという事態が発生しました。犯人の姿が見えないので、これはものすごいヨトウムシに住み着かれてしまったのか?と思い、寄植えの鉢に殺虫剤のオルトランを撒きました。ところが、数日後にベランダで異臭を感じ、何だろうと探してみるとなんとクマネズミの死体でした。意外な大物犯をやっとの思いで処理をして、やれやれと思ったのも束の間、その後も花の被害は続きました。野菜プランターには殺虫剤を撒けないので、殺鼠剤を購入して置いたところ、数日後に少し手を付けたあとがあり、その後ネズミの痕跡はほとんどなくなりました。

今週の日曜日、もう大丈夫だろうと食い荒らされた花を処分し、代わりにこの季節にふさわしいものをと赤やピンクの可愛いセキチクを3株植えました。そして2日後の朝、またこうなりました。まだ共犯者が生存しているとみえます。

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手前の株にはピンクの花が5,6個ついていたのですが、見事に全部食いちぎられ、食べ残しが周囲に散乱しています。一晩でやられてしまいました。なお、殺鼠剤には手を付けていませんでしたが、最初に少し試食してこれはやばいと見抜いてしまったのかもしれません(殺鼠剤は蓄積性の毒で腎機能を破壊する性質があり、飲水量の多いドブネズミにはよく効くが、乾燥に強く飲水量の少ないクマネズミやハツカネズミには効きにくいそうです)。仕方ないのでまた花の上からオルトランを撒きました。殺鼠剤は遅効性なのでネズミはたいてい隠れ家まで戻って人目に触れず死ぬそうですが、オルトランだとこの前のようにベランダに死体が転がる羽目になりかねません。ネズミの食害は止めたいものの、死体処理班はもう懲り懲りです。