U治川’16


カワヒバリガイの定期調査でU治川に行ってきました。そろそろ紅葉が見ごろのため、京都も宇治も観光客でごったがえしていましたが、その間をすり抜けて川へ。

塔の島周辺の河道掘削工事がようやく終わり、川岸へ立ち入れるようになっていました。貝の採れそうな浅瀬も少しできていたので、様子を見るために川へ降りてみました。

川に投げ込まれて2年程度と思われる割石に、しっかりカワヒバリガイが定着していました。今年は天ケ瀬ダム本体の再開発工事が行われているため,カワヒバリの供給源であるダム湖が工事で撹乱されれば,あるいはダム下流のカワヒバリが減少するかも…と思っていたのですが,残念ながら?工事の影響は今のところ、ないようです。

せっかくなので、天ケ瀬ダム再開発の工事現場も見ていくことにしました。U治川ではここ2,3年、魚の姿がめっきり少なくなり、毎年11月に行われていたハエ釣り大会も昨年は中止になっていたのですが,白川との合流地点まで行ったところで,川の中に銀色の魚の群れが跳ねているのを見ました!嬉しいことに、久しぶりにオイカワが戻ってきたようです。釣り人の姿もちらほらと見えます。

なんと、今日は2年ぶりに釣り大会も開催されていました。景品を用意して参加者が戻ってくるのを待っている愛好会の皆さん。

新しい白虹橋は、かなり完成に近づいていました。今までの素朴な鉄橋から一転して、なんともお洒落な橋になります。

天ケ瀬ダム、正面の山の中(左岸側)で、再開発工事のためトンネルが掘られています。今のところ、川本体への影響はあまりないようですが、今後どうなるか、継続して観察していきたいと思います。