某海外の魚類文献本

某外国の魚について勉強しようと、Amazonで数冊の本を物色して注文した。ところが最初に届いたペーパーバック本を開いてびっくりした。100年ほど前の分類学の本を復刊したもので,見たところ各種の魚の原記載論文や模式標本の所在をきちんとリストした文献らしいのだが、原本をOCRで読み取って校正もせずに版にしたらしく、テキストが軒並みゲシュタルト崩壊しているのだ。オーがゼロになっているぐらいはまだ可愛い方で、カッコ()に化けたりしている。ある意味珍本かもしれないけれど、さすがにI. inna-usをLinnaeusと判読しなければならないのはツライので、書店に訳を話して返本することにした。アメリカにもこんな雑な出版社があるんだな。