でも寄生虫は不発(涙)

早速剖検したが,悲しくなるほどゲナがいない。結局,目標のサンプル数の1割以下に留まった。季節を変えて、また取りに行かないと。
こんなにもゲナが少ない理由はだいたいわかる。ゲナの代わりに、いやに目に付くのが鉤頭虫と吸虫のコイトカエクムで、中間宿主はそれぞれヨコエビ類とカワリヌマエビ類だ。おそらく今春はヨコエビとシナヌマエビが豊作で、ゲナの中間宿主であるコペなど見向きもされない状態だったのだろう。繁殖期を前にして,どのヌマチチブも脂肪を蓄えて丸々と太っていた。
しかし、来月も感染率がこんな調子だったら,予定の感染実験ができそうにないなあ(頭抱え)。