博物学万歳

最近、先般K先生の蔵書の中から頂戴してきた「稚魚を求めて」をよくつらつらと読んでいる。高校時代に「鯨の話」を読んで以来、こういう、日本の動物学の黎明期にナチュラルヒストリーの仕事をがんがん進めていた研究者の著書から漂ってくる空気は無条件に心躍る。まあ、それが高じて寄生虫の研究に手を出したようなものだけれど。

稚魚を求めて―ある研究自叙伝 (1964年) (岩波新書)

稚魚を求めて―ある研究自叙伝 (1964年) (岩波新書)

鯨の話 (1973年) (自然選書)

鯨の話 (1973年) (自然選書)