学内助成

が当たって、今年のINTECOL参加費を援助してもらえることになった。
以前、ある大学で聞いた話では、そこの教員が、文科省と大学で費用を折半する長期在外研究に応募し、めでたく採用されたまではよかったが、採用決定後にその大学当局が「そんな予算はない」と開き直ってきたそうである(無論、その教員は申請段階で大学にお伺いは立てたのだが、その時は何も言われなかった由)。勿論、その教員は大いに困った。単に在外研究期間を短縮せねばならないというだけでなく、文科省に対して、実行不能な虚偽の研究計画を申請したと言われかねない状況に追い込まれたからである。結局、文科省側と何度も交渉を重ねて1年の計画を10ヶ月に短縮する所まで認めてもらえたが、大学が拠出を拒否した4ヶ月分は自腹での渡航となってしまったらしい。
そういう滅茶苦茶な話を聞くにつけ、まだウチは恵まれているのかなと思う。