会議の公開性

この春から他大学の院へ進学したtel君,指導教員のE氏に職員会議に引っ張り出されたらしい.E氏や私が大学院生の頃の研究室には,大学院生は研究室の運営に参加すべしという風潮があったのだが(今はない),E氏は今でもその主義を忠実に実行しているらしい,私もその姿勢に賛成で,たとえば学科会議や学部教員会議などは,支障のない限り学生の傍聴可とすべきだと思う.残念ながらウチの大学はまだその段階にはほど遠いが,今年の学科会議では,学科長の発案で,会議内容を録音するようになったのは大きな前進だと思う.実は,私も,もし自分が書記をすることになったら会議録音を提案しようと思っていたのである.録音が残っていれば,必要とあれば非構成員に会議内容を公開することができるから,傍聴を許可するのと同じだ.
そういうわけで,教員が学科会議でどんな発言をしているのか聞いてみたい学生がいましたら,私のところへ来れば(支障のない範囲で)お聞かせします.万一,それで感情的に気を悪くする教員がいたって,構うことはありません.国公立大学の教員は法的に「みなし公務員」ですから,発言が事実である場合,それを公開されたからと言って名誉棄損で訴えることはできないのですよ.