今日の実習は,先週取ってきた田んぼのプランクトンとベントス(ほとんどメイオベントスだった)の検鏡である。予想外に湛水からの日が浅かったようで,生き物の姿は少なかったが,何が出るやら。
結果を言うと,プランクトンは大体ミジンコ類とカイミジンコで,その他(ワムシ・ケンミジンコ)がほぼゼロ。ベントスはミミズと線虫,サカマキガイ,水生昆虫がゲンゴロウ類の若齢幼虫などほんの少し。で,意外なことに,6月になるとわんさと湧くユスリカ幼虫がほぼゼロ。比較のために近くの小川の水もとってみたが,こちらからはケンミジンコもユスリカも普通に出てきた。
もちろん,湛水からの日数のほんのちょっとした違いで生物相はがらっと変わるのだろうが,水田遷移初期?の生物相は結構偏っているんだなあと思った。
一枚の田んぼの用水側と排水側での違いなどのデータ見比べは来週する予定。