修論発表会当日

生態系保全コースの発表者は16人、一人30分の持ち時間で10時から19時までの長丁場を最初から最後まで聞いた。
無理矢理内容で2分すると生物11人(水6人、陸5人)、化学5人という内訳で、大はイノシシから小はバクテリア・ウィルスまで、近くは琵琶湖から遠くは南極までにおよぶ。材料はバラエティに富んでいるのだが、範囲的には皆、私の専門分野を一歩出たぐらいのところなので、聞いている分には楽しく、ためになる。しかし、この大学の院生は皆、よくごしごしとデータを取ることよ(感心)。夏の何ヶ月かを立山に籠って、ライチョウの糞から取った種子を1万何千個か同定した研究など、たいした体力と根性である。

明日、明後日と別のコースの修論発表が続く。