昨日から、グールドの遺稿エッセイ「マラケシュの贋化石」を読んだ。そういえば、この表紙にある贋造化石に似たようなものを某大学で見かけた記憶があるなあ。
内容的には相変わらずのグールド節なのだけれど、私はこういう蘊蓄モノは大好きなので、もうこれでエッセイ集は終わりかしらと思うとなんだか寂しい。それにしても、渡辺政隆氏の訳文が冊数を重ねるごとにどんどん軽妙になっていく気がして、思わずペーパーバック版も注文してしまった。「どういう原文を訳したのだろう?」と気になる箇所が多すぎて。
- 作者: スティーヴン・ジェイグールド,Stephen Jay Gould,渡辺政隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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