外来種その2&3

昨日のカワツボ調査で,当地のもう一つの移入巻貝であるヌノメカワニナも,別の水路にまで生息場所を広げているのが確認された。カワツボは冷水性,ヌノメカワニナは亜熱帯性,冷と暖とが入り乱れて水路はさながら外来種の織りなす綾模様。なんてこった。
ヌノメカワニナのいた水路(多分温廃水の流入がある)に,こんなプラナリアがうようよしていた。伸びると長さが2センチぐらいもある大物だ。

卵嚢もそこら中にあって,その周辺には小さなプラナリアがとりわけうようよしていた。在来種ではあるまいが,名前は判らない。佐々木玄祐先生のサイトに載せられている川勝先生からの情報http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/tankpla.htmlを参考にすると,多分トウナンアジアウズムシというやつか。原記載は見ていないけれど,名前からして温水性っぽい。
帰りに市役所に腕章を返しに行った時,環境政策課の方から満面の笑みで「良い結果が出たら教えてくださいね-」と言われた。はてさてどうしたものか。