静かな週末

今日明日は、本当なら湖風祭のはずでしたが今年は中止です。昨年はオンライン配信での実施でしたが、今年はそれもありません。例年、8,9月の夏休み中に集中的に準備をするそうなのですが、今年は緊急事態宣言のため学生活動ができず、準備ができなかったための中止だということです。他の大学では今年は対面で実施をするところも多いと思いますが、残念です。

可愛い趣味

会議の席で、隣の学科でキノコを研究しているI先生(男性)が机上にキノコとトカゲ柄のとても可愛いマイボトルを置いていた。休憩時間に「ボトル可愛いですね」と言ったら、ものすごく嬉しそうに「レオ・レオニさんの絵です!これ、キノコとカメレオンなんです!欲しくて買ったんです!」と説明してくれた。キノコ柄だからというだけではなく、ガチファンらしい。

ちょっぴり不安

休みだけれど海外から頼まれた修士論文読み。内容自体は問題がないのだが,ちょっと困ったことに、論文のメインの部分は数年前,既に投稿論文として公開されており,しかもこの院生は筆頭著者ではない。おそらく実際の研究に従事したのは本人なのだろうが、もし博士論文なら確実に共著者全員の許可を必要とするケース。これは修士論文だけれど、やはりどこかに共著者の許可をとった旨は書いておくべきと思う。大丈夫かな。

近くて遠きはウラジオ

首尾よく手に入った寄生虫の標本をなんとかロシアへ送りたいのだが,頼みの綱の郵便局が航空貨物を止めてしまっている。日本海の向こうのウラジオストクまでなのに(モスクワはロックダウン中なのでウラジオストクの共同研究者へ送ることに)、船便だと「通常2〜3ヶ月」という無情な回答がやってきた。民間輸送サービスを調べてみると,DHLはロシア向きの貨物ではbio substanceはダメだという。しからばFEDEXは、と調べてみたらbio productsはダメということ。寄生虫標本はsubstanceだろうけれどproductではないよね、ということでFEDEX一点突破を狙うが,今度は「日本からロシアへの貨物の場合,個人から個人へ遅れるのは書類だけ」という制約が立ちふさがった。ということは私の個人アカウントから相手側の研究者個人へは送れず、大学が法人アカウントを取っていればそこから送れるのか。そんなこんんなで一日使ってしまう。ハードルはまだまだありそうだ。

急かされて

この週末,延び延びになっていた頼まれ仕事にやっと取り組み,条虫類のPCRをまとめて片づけた。海の向こうからせかされているのでその分だけ急いでシーケンシング。慌ただしいことこの上なし。

情報収集

今日は初めて魚類自然史研究会なるところでプレゼンテーション。タナゴ類の放流問題と関連して寄生虫の話をという依頼だったが、残念ながら現在までに知られているデータでは、日本産タナゴの種や地域性による寄生虫の違いまで把握できていない。仕方ないので文献レビューのレベルの話で勘弁してもらった。魚類研究者に寄生虫情報を提供するというよりは、むしろ魚類研究者から「自分のフィールドの魚になんか付いてる」という情報を提供してもらうために話したようなものである。