近くて遠きはウラジオ

首尾よく手に入った寄生虫の標本をなんとかロシアへ送りたいのだが,頼みの綱の郵便局が航空貨物を止めてしまっている。日本海の向こうのウラジオストクまでなのに(モスクワはロックダウン中なのでウラジオストクの共同研究者へ送ることに)、船便だと「通常2〜3ヶ月」という無情な回答がやってきた。民間輸送サービスを調べてみると,DHLはロシア向きの貨物ではbio substanceはダメだという。しからばFEDEXは、と調べてみたらbio productsはダメということ。寄生虫標本はsubstanceだろうけれどproductではないよね、ということでFEDEX一点突破を狙うが,今度は「日本からロシアへの貨物の場合,個人から個人へ遅れるのは書類だけ」という制約が立ちふさがった。ということは私の個人アカウントから相手側の研究者個人へは送れず、大学が法人アカウントを取っていればそこから送れるのか。そんなこんんなで一日使ってしまう。ハードルはまだまだありそうだ。