大切な人たち

ウチの大学では毎年度末に優秀職員の表彰というのがあって、学部や事務局から推薦されてきた人が表彰される。教員だとだいたい何かの賞を受賞したとか、地域貢献で活躍したとか、大きな外部研究費を取ったというのが理由になる。でも、私としては大学の事務局の職員の方で、学生指導や研究補助で本当にプロフェッショナルな活躍をしておられる方を推薦したいなあと思っているので学部長にお伺いを立ててみたら,「その職員の所属部局長に推薦依頼を出せる」という答えで、さらに「学部の教員有志を募ってもよい」という許可が出た。ヤッタ!ということで、早速学部教員に「推薦したい人いませんか?」という問い合わせのメールを発信した。優秀な職員って本当に大学の宝だから、教員からもばんばん推薦して評価を上げてあげたい。

修論提出日

生物学の授業で大切な事は教えておこうとコロナウィルスの情報を集めていたら自分が風邪を引いてしまい(因果関係ナシ)、この週末はあまり外出もせずゴロゴロしていた。それでもウチの修士2人はちゃんと論文書きを進めてくれていて、今日は余裕を持って修論提出できたようである。やれやれ。Tさんの方はアルゼンチンの先生も審査員になっていただいているので、お世話になったお礼状も兼ねて修論の採点依頼のメールを書く。

さて、次は卒論だけど、そっちはどうなっている???

役に立つ生物学

今日の「環境生物学I」、先週ウイルスの話をしたところだったので今日の話のマクラはコロナウイルス。現時点での死亡率は2%ぐらいで当初よりかなり下がってきたけれど、季節性インフルエンザ等に比べてまだまだ桁違いに高い死亡率であること、他のウイルス感染症の薬の中に治療薬候補が見つかっていること(ここでウイルス複製のしくみの復習)、インフルエンザウイルス同様に脂質二重膜からなるエンベロープを持つので石鹸での手洗いやアルコール消毒が有効であることを説明。生物学の授業で習うことは役に立つと思ってもらえたかな。

代休日だから

修論の赤ペンはせずに、今日は朝から一日楽しいムシとり。或る方から検査の依頼を受けたカエルの検査である。見たこともないほど、皮下に寄生虫がびっしりだった(既知種だが、生活環はまだ不明である)。依頼者の方の話では、これほどムシだらけになっても宿主の生態には影響がないとのことだった。そんなものなのだろう。

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