火事場の馬鹿力

今日で水曜日の後期授業はおしまいで、やれやれと思う間もなく怒涛の修論赤ペン。そういえばもう提出まで1週間を切っているので当然だ。でも、煮詰まってくると突然全然別のデータ解釈を思いついたり、ふっと思いつきで足してみたデータが思いもよらぬ結果をはじき出したり、なにか脳みそがターボしているような状態になってくるので、これはこれで面白い。

体力の限界

某所から論文投稿を半年遅らせよという内容のメールが来て、つまりは夏以降になるのでいろいろ予定が狂いそう。結果として遅れが半年じゃすまなくなる算段が高いので「そこを何とか」と交渉してようやくこのままの進展でなんとかするように話をつける。そうでなくても遅れている原稿を複数抱えてほぼワーキング崩壊状態なので、現在進行形のまで遅れたらどこかに遁走するしかない。

鍋パーティー

昨日は出身研究室の教授(鍋爺)の米寿の会ということで京都へ。鍋爺が教授だったときに大学院に入学した学生は私の1つ下が最後であるので、私はOBの中ではほぼ最年少である。無論昨日集まったメンバーの中では私がぶっちぎりの若輩であり、卒業生の大半は60〜70代でもうリタイアしている世代。もう私も普段の大学での飲み会ではムシられる側なので、こういう集まりは久しぶり。

ところでお祝い会がお開きになった後、近場の人は二次会となったのだが、そこでの話題がとても楽しかった。リタイアして好きな研究に邁進している世代が大半なので、皆院生時代に戻ったかのように生物話ではっちゃけて、職持ち世代なら必ず出て来る職場の愚痴がない。やっぱり研究人生っていいもんだな、とちょっと思った次第。

 

ヤケ

今週投稿できると思っていたら〜まだ忘れていた塩基配列登録〜♫また遅れる再投稿〜♫

ま、最終的には校正稿で登録番号入れればよいし、図表と結果解析に必要な部位は登録完了したから、これで投稿すっか。

マイ知識アップデート

演習形式の授業2コマ、3年生の卒論相談、残りの立ち講義の準備。1回生の「環境生物学I」の最後の2時間は教科書を使わず、生命の起源と進化についてなるべく新しい情報を話すようにしているのだが、私がこの授業を担当するようになってからの約10年間の進歩はものすごく、とてもついていけない。それでも何とかレビュー論文や紹介記事などに目を通し、学生の興味を引きそうなところをつまみ食いで紹介するようにしている(ここ数年に追加したのは現在の地球上における非生物的アミノ酸合成の証拠、非生物系でのヌクレオチド合成、核の進化仮説、ウィルスは生物か等々)。準備は大変だがとても面白いところなので、こういうことを勉強するのも自分の役得と思っている。