教科書WS

@東京。K場氏の「妙に身内率が高いんですが…」という挨拶でワークショップ開始。確かに、その場の8割ぐらいが共生センター関係者だった。
現在までのところの案は、応用生態工学の教科書と言っても学部向きのそれではなく、技術者や大学院向けのものを考えているとのこと。内容も基礎よりは実例重視を目指しているらしい。察するに、入門者用ではなく実務者の「虎の巻」的なものになるのだろう。それはそれで技術屋さんたちには便利であろうが、部数はあまり出ないだろうし(さらに、出版社から出すのではなく学会の方で直接出版を考えているので、一般書店では入手しづらいだろうから、さらに部数は減るだろう)、執筆にかける労力を考えるとやや勿体ない気がする。フィールド別に、全部で10冊近い分冊のシリーズ発刊を予定しているらしいのだが、その完成後にでも、1冊のダイジェスト本を作って学部教育用に販売してはどうかと提案してみた。技術者さんの教育も必要だが、新しい人材育成のためにはまず学部教育が大切になるはず。