消滅

実験材料の調達で久しぶりにS浦へ。奥琵琶湖では、普通は河川にしか見られない只カワニナが湖内のところどころに生息しており、固有種群と同所的な只カワニナを得られる貴重な採集場所である。ところが、今日S浦に行ってみたら、その貴重なサンプリングポイントの一つが潰れていた。小さな谷川が琵琶湖に流れ込む箇所の周辺に只カワニナがいたのだが、その谷川は上から下まで砂防工事が施され、琵琶湖へは土管で排水されるようになっていた。愕然とする。もうデータの取り直しはできないという訳か。