昨日はポスター発表と自由集会．自由集会は新顔の淡水外来無脊椎生物に関する集会で，なじみのない多々の生物に関する情報交換会，といったところ．それにしても，皆さん「へんな生物」に気が付いた経緯がなんとも面白い．「ヨコエビの仲間なのにタテに泳ぐ」「在来のエビは後ろに跳ねて逃げるのに，こいつは立ち上がってノコノコ歩く」「ミミズって普通はくるっと丸くなっているのに，これはまっすぐ伸びて素早く動く」「なんか，妙に元気」どうも，研究者の皆さんは生物をフィールドでパッと同定するのに，形態もさることながら，行動にもけっこう頼っているようだ．ま，私もトウナンアジアウズムシを見つけた時，「なんかスーッと動きの速いプラナリアだなあ」と思ったけど．それから，昨年ビワコオオナマズの産卵を撮影しておられたフォトエコロジストのN村さんも来ておられて，その成果をいただいてしまった．ありがとうございます．N村さんのブログをアンテナに追加．
さたにいさんから「道後温泉の排水に外来カワニナ？らしい貝がいる」と言う情報を得たので，今日の午前中に見に行ってみた．近くまで行くと当のさたにいさんにばったり出会い，一緒にサンプリングすることに．目をつけていた場所は結局温排水は入っていなくて水は冷たく，いたのは普通のカワニナだった．それから，なぜか陸貝の殻が２種類川の中に落ちていた．１センチぐらいで裏の凹んだマイマイ型のと，これも１センチぐらいで右巻きのずんぐりしたキセルガイみたいなのと．陸貝の名前はさっぱりわからん．
昼，松山を離れる前に，10数年ぶりで大学時代の友人に会って四方山話．教授会でリコールされても辞職しない学長を辞めさせるには裁判を起こすといいそうだ．一つ利口になった．もうちょっと早く知っておくべきだったな．
