陸水学会2日目

今日は,昨日ほど気合を入れて聞いた発表はなかったのだが,霞ヶ浦の魚に関する話題を2,3聞いた。在来種のウナギと外来種のチャネルキャットフィッシュの漁獲量の変化の話。しかし,固有種がいないせいか琵琶湖ほど大々的に騒がれていないが,霞ヶ浦のここ2,30年間の生態系の変化って凄まじいな。10年単位ぐらいで優占魚種が入れ替わっているようだ。
昼にY口さんと一緒にK藤さんの研究室を訪問,シジミに関する資料を見せてもらう。移入シジミは淡水だけでなく,汽水域にもいるそうだ。つまり汽水域のをヤマトシジミだと思ってはいけないわけである。セタシジミももはや怪しいという噂だ。
余談。宍道湖名物ヤマトシジミは江戸時代以降にどこぞから移入されたのが増えたそうである。
K藤さんから以下のサイトを教えてもらった。これはすごい,一見の価値がある。
http://courses.missouristate.edu/mcb095f/gallery/
Southwset Missouri State Universityによるイシガイ類のサイトなのだが,北米のイシガイの中には,グロキジウムが魚や虫に擬態して宿主の魚をおびき寄せるというすごいやつがいるそうだ(知らなかったです)。で,その写真や映像がこのサイトで見られるが,まさに驚愕の映像。寄生生物万歳と叫びたくなる。