加圧滅菌とうもろこし

知り合いのポスドクの方から、某大学に就職が決まったという連絡を受けた。すでにこの分野では一流の雑誌に論文を出している人で、順当な就職だろう。ようこそ魔界へ。id:m-urabe:20040828
今日の実習はバクテリアの培養の準備で、培養基を作ってオートクレーブ滅菌するところまで。私の日常の研究とは縁がない作業なのでまったく要領がわからなかったのだが、中心で実習を進めているBさんがよりによって今週は海外出張なため、やむを得ず実習プリントを頭にたたき込んで簡単な説明だけ行い、実際の作業はTAと実習助手さんたちにほとんどおまかせ。まあ、でも今日は滅菌する器具をアルミで包んだり培養基を分注したりするだけで、特にこつのいる作業はなかったから助かった。というより、私も学生たちと一緒に勉強させてもらったというべきだ。
オートクレーブといえば、以前某大学でそこの教授がとうもろこしを蒸していた。普通の蒸し器よりもおいしくできるという話であった。この大学では、農学系の教員の実習で、コムギの出来のよしあしを調べるために蒸しパンを作ったことがあるらしい。実験系の研究室では珍しくない話なのであろう。そういえば、今日培養基をなめてみたヤツはいなかったのかな。