クリスマスキャロルの蘊蓄

というか、トリビアというか、大塚野百合さんの「賛美歌と大作曲家たち」を読んだら結構面白いことがいろいろと。
あまり有名な歌ではないが、クリスマスの賛美歌「朝日は昇りて」の作詞者は、幕末に上野寛永寺で、京都から逃げ帰ってきて同寺に入ろうとした徳川慶喜に「将軍といえども執当の許可がなければ入山はまかりならぬ」と言ったことがある…らしい。
もう一つ、英語版「もろびとこぞりて」である「Joy to the World」は、明治時代に「蛍の光」の旋律で歌われていたらしい。
当時の訳はもちろん「もろびと」ではないのだが、試しに「もろびと」を「蛍の光」に乗せてみると、
もーろーーびとーこーぞーーりてー むーかーえーまーつーれーー…
字数も合うし、これはこれでなかなか荘重で良い感じではある。