熊には出合わなかった

土日、富山県科学文化センターで行われた淡水動物分類研究会に出席。私はこの会に出席するのは初めてなのだが、先日の淡水貝類研究会でU仙人に声を掛けられ(あ、でも今は大学でちゃんと勤めておられるようだから、霞を食って生きている訳じゃないですね)、寄生虫関連の文献とデータベースの紹介をしてきた。この会では、内部寄生生物はデータベースづくりの対象になっていないと聞いてほっとする。もし「寄生虫関連の文献リストをつくれ!」なんてことになったら、それだけで1年や2年は潰れること請け合いな量であるから。
寄生虫屋にとって宿主の同定は気を使う仕事だ。殆どの場合、解剖してしまうのであとに宿主の標本が残らないから、とにかく最新の分類情報を手に入れて事前にきちっと同定しなければならない。今回最大の収穫は、各方面の分類屋さんと改めて(勿論、以前から面識のある人も何人か結構いたが)お近づきになれたこと。